ニホントビナナフシ
- ナナフシ目トビナナフシ科トビナナフシ亜科
- 分布 本州、四国、九州、南西諸島
- 大きさ ♂38mm ♀50mm前後
- 出現期 6~11月
- 食べ物 広葉樹 クヌギ、コナラ、クリ、シイノキなどの葉
- 不完全変態
- 越冬 卵
トビナナフシは4種
ニホントビナナフシ 緑色の体色、頭部と胸部脇に黄色い線が入る
ヤスマツトビナナフシ 緑色一色
シラキトビナナフシ 緑色に中央頭部から翅にかけて褐色の線が入る
タイワントビナナフシ 外来種、体色が褐色
水鳥の沼の脇の小さなエノキの木にトビナナフシが。初めて出会いました。
緑色に頭部から胸部にかけて黄色い線が入っています。触角は長く淡紅褐色、先端は斑模様。赤い翅が見えています。後翅皮質部は緑色の部分、膜質部が赤紅色の部分、その上部の小さな緑色の三角状の部分が前翅。トビの名が付いていますが翅が小さすぎて飛べません。
九州以北では単為生殖、ほとんどオスを見ることはないそうです。オスはメスより小さく南方では交尾が行われるようです。
幼虫は6回脱皮します。逃げる時に脚を自切することがありますが、脱皮の度に再生します。卵は植物の種に擬態しています。