自然教育園 ナナフシ目

トビナナフシ科~ニホントビナナフシ

ニホントビナナフシ

  • ナナフシ目トビナナフシ科トビナナフシ亜科
  • 分布 本州、四国、九州、南西諸島
  • 大きさ ♂38mm ♀50mm前後
  • 出現期 6~11月
  • 食べ物 広葉樹 クヌギ、コナラ、クリ、シイノキなどの葉
  • 不完全変態
  • 越冬 卵

トビナナフシは4種
ニホントビナナフシ  緑色の体色、頭部と胸部脇に黄色い線が入る
ヤスマツトビナナフシ 緑色一色
シラキトビナナフシ  緑色に中央頭部から翅にかけて褐色の線が入る
タイワントビナナフシ 外来種、体色が褐色

ニホントビナナフシ

♀・7月23日・エノキ・自然教育園

 

水鳥の沼の脇の小さなエノキの木にトビナナフシが。初めて出会いました。

ニホントビナナフシ

緑色に頭部から胸部にかけて黄色い線が入っています。触角は長く淡紅褐色、先端は斑模様。赤い翅が見えています。後翅皮質部は緑色の部分、膜質部が赤紅色の部分、その上部の小さな緑色の三角状の部分が前翅。トビの名が付いていますが翅が小さすぎて飛べません。

ニホントビナナフシ

九州以北では単為生殖、ほとんどオスを見ることはないそうです。オスはメスより小さく南方では交尾が行われるようです。

幼虫は6回脱皮します。逃げる時に脚を自切することがありますが、脱皮の度に再生します。卵は植物の種に擬態しています。

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