野草 雑草 植物の構造

イネ科~ヌカキビ(糠黍)

庭の片隅にヌカキビ(糠黍)を見つけました。細い茎は寄りかかったり倒れたり、細くまばらな花序が涼やかな印象です。

ヌカキビの特徴

イネ科キビ属の一年草です。北海道から九州、中国やインドに分布しています。湿りけのある場所や道端、荒れ地などで見られます。

茎 葉

ヌカキビの茎は中空で基部で分岐し、地面についた節から根を出し

茎は中空で基部で分岐し、地面についた節から根を出します。草丈は30~120cm。葉は幅4~12mm、長さ5~20cm、扁平で線形、無毛です。葉鞘の片側に毛があります。葉の下半分は少し波打ちます。

ヌカキビの葉鞘の片側に毛があり、葉の下半分は少し波打ちます。

花序

畳まれていた花序が開き円錐形の花序を作ります

畳まれていた花序が開いていきます。枝が水平に伸びていきます。7~10月に長さ、幅とも15~30cmの円錐形の花序を付けます。

ヌカキビの長楕円形の小穂

小穂は長楕円形で2mm、緑色、時に紫色を帯びます。第一小花は退化して護頴のみ残っています。果実は楕円形で暗褐色で長さ1.5mm。

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