庭の片隅に毛むくじゃらのオニノゲシを見つけました。
オニノゲシの特徴
キク科ノゲシ属の越年草。ヨーロッパ原産で、1892年に東京で確認された帰化植物です。春から夏にかけてが多く見られますが、温暖な地方では一年中見られます。環境の悪いと小ぶりになったりノゲシに似ます。庭に出たものは狭い所だったので50cmほどで葉の間隔が狭い個体でした。冬でも花を付けますが、下部の葉脇に花を付けます。ノゲシとオニノゲシの間種にアイノゲシがあります。
葉
茎は中空で陵があります。葉は15~25cmほどで艶があって濃い緑をしています。(ノゲシは明るい緑)鋸歯の先端のとげはかなり鋭くて触ると傷つきます。(ノゲシは形は似ていますが薄くて柔らかい)葉の基部は丸く張り出して茎を抱きます。(ノゲシは三角形に伸び丸まらずに茎を抱く)
花
あちこち棘だらけ、毛だらけです。色も鮮やか。蕾が沢山付いてきました。最初は毛だらけの中に埋まっていました。頭花は直径2cm、舌状花のみで筒状花はありません。総苞にも棘があります。虫媒花です。葉の存在感に比べて花は地味です。
果実
痩果は褐色で扁平な楕円形で3mm足らず。両面に3本の縦縞がありますが比較的表面はなめらかです。白い冠毛は長さ8mmほど、
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