黒いお掃除屋さん、嫌われますが、いてくれないと困る存在です。
オオヒラタシデムシ
- 甲虫目シデムシ科
- 分布 北海道、本州、四国,九州
- 日本固有種
- 大きさ 18~23mm
- 出現 4~10月
- 越冬 成虫
- 食べ物 幼虫、成虫ともミミズなどの小動物の死骸や糞など
- シデムシは埋葬虫、死出虫
- 刺激すると、なかなか落ちない臭~い茶色の液体を出すそうですから注意!
幼虫
雌は肉団子を作り地中に埋め卵を産みます。孵化した幼虫はしばらくそれを食べて成長しやがて地上に出ます。子に口移しで餌をやる育児をする珍しい甲虫ですが、餌が少ないと口減らしで食べてしまうこともあるそうです。
黒くて流線型の三葉虫のような幼虫。脚は6本、前半分に付いていて引きずるように歩きますが、結構素早い。刺激すると丸まります。
成虫
青灰がかった黒色で上翅には荒い縦隆筋が4条と細かな点刻があります。3条目は短くなっています。触角は黒色、先端の4節が膨らみ、3節は光沢がありません。翅先が丸いのが♂、♀は突出しています。平たい体をして、さっと落ち葉の下などに潜り込むのに適していますね。♂の腹部は伸び縮みすることが出来、繁殖時期には長く伸びます。飛翔する個体と飛翔する筋肉のない個体があるそうです。
下の雌の触覚を引っ張っています。なかなか離してくれないそうです。