自然教育園 甲虫目 生き物

カミキリムシ科~ヨツスジトラカミキリ(四條虎天牛)

よく見かける黄色と黒の、蜂のような虎柄のカミキリムシです。

ヨツスジトラカミキリ

ヨツスジトラカミキリ

7月28日・自然教育園

  • 甲虫目カミキリムシ科
  • 分布 関東以南の林や野原、朝鮮半島沿岸部
  • 大きさ 13~20mm
  • 出現 6~9月
  • 年1回発生
  • 昼行性
  • 完全変態
  • 越冬 幼虫 休眠せず材内で摂食しながら冬を越す
  • 餌 成虫は花の蜜、幼虫は広葉樹の生木や朽木の材
ヨツスジトラカミキリ

7月28日・自然教育園のチダケサシに

 

全体に黄色い微毛に覆われます。背面は濃黄色、腹側は淡黄色。胸部背中央に黒い横帯、上翅に黒い斑紋があります。

ヨツスジトラカミキリ

7月2日・自然教育園

 

触角、脚は赤褐色。飛翔性は高く俊敏、前翅は殆ど開かず、後翅のみで飛びます。

ヨツスジトラカミキリ

7月28日・自然教育園

 

雄は雌に比べて細身、アシナガバチ類に擬態しているようで、カミキリムシにしては触角が短く10節、雄の方が長い。

ヨツスジトラカミキリ

7月21日・どんぐり公園・アシタバで交尾中

 

上が雄。スイカズラ、ガマズミ、ノリウツギ、ヤブガラシ、セリなどの白い花が好きなようです。広葉樹の皮の割れ目に産卵します。幼虫は白い芋虫。

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