オオトビサシガメ
- カメムシ目サシガメ科アカサシガメ亜科
- 分布 本州、四国、九州
- 大きさ 20~27mm
- 出現期 5~11月
- 食べ物 幼虫成虫とも昆虫
- 不完全変態
- 越冬 成虫
成虫
杭の上で見かけて余りの大きさにびっくり、最大級のサシガメだとか。茶褐色に黄色い微毛が密生しています。頭部は細長く、複眼は光沢のある黒色、単眼の上部を通り複眼を繋ぐように横溝があります。触角は褐色で4節、第1節が一番長く次に長いのが第3節、第2節の上半分が暗色。口吻は長く畳まれています。前胸背は前半分が盛り上がり中央に縦溝が入ります。後方で幅広くなっています。膜質部は光沢のある褐色、結合板は暗褐色で、各節後端は淡色、メスは大きく張り出しています。樹皮下や樹洞で集団で越冬します。
挿されるとかなり痛いとか。また、刺激を受けるとバナナのような臭いがするらしい。
幼虫
成虫は大型で地味な色合いですが。3齢までの幼虫は鮮やか。頭部、前胸背は黒色、腹部背面は淡黄色、オレンジ色に黒色の隆起が見られます。触角、脚は黒色にオレンジ色の環斑紋が見られます。