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ナス科~ワルナスビ(悪茄子)とニジュウヤホシテントウ

ナスの花とよく似ていると思ったら、ナス科だけどとても厄介なワルナスビ(悪茄子)でした。

特徴

ワルナスビの花

ナス科ナス属の多年草です。北アメリカ原産で、明治初期に千葉県の牧場で初めて見つかり、家畜の糞から拡散し今では全国に広がっています。茎にも花にも鋭いとげがあり、抜くのも大変、家畜の被害もあります。全草ソラニンという毒をもち、家畜が中毒を起こすなど英語では「ソドムのリンゴ」とか「悪魔のトマト」と呼ばれています。ワルナスビは1906年牧野富太郎先生に命名されました。まさにそのものの名前です。

茎 葉

鋭いとげのあるワルナスビ

草丈50~100cm。茎や葉には星状毛があり茎や葉裏にも鋭い刺があります。葉は互生で幅4~8cm、長さ8~15cmの長楕円形で波状の鋸歯があります。

ワルナスビ

ワルナスビの花

6月~10月に淡紫色か白色の花を咲かせます。茎の途中から出した太い茎の先に5~10個の花を付けます。花弁に見えるのは5枚の蕚片、黄緑色の短い花糸に大きな黄色い葯が目立ちます。白色の花柱に緑色の柱頭の雌しべが伸びてきます。

果実

トマトのようなワルナスビ果実

まだ青いワルナスビの実です。プチトマトに似た黄色の果実を付けます。実の中には100個近くの種ができます。

繁殖力

種は100年の時を経ても発芽する力があります。

それ以上に強靭な地下茎の繁殖力はすざましく、地中深くもぐりこんでどんどん増え、ちょっとした切れ端からでも地中深くからでも根を出し、大変なことになります。大量クローン生産能力持ち合わせているのです。除草剤も効かず、要注意外来生物です。

ニジュウヤホシテントウ

テントウムシはアブラムシやカイガラムシを食べてくれる益虫で、虫が嫌いな人もテントウムシのその愛らしい姿は好きな人が多いですね。その他に、うどんこ病などの菌を食べる菌食性のテントウムシやナス科の植物を食べる草食性のテントウムシがいます。

「テントウムシダマシ」といわれる「ニジュウヤホシテントウ」は、草食性のテントウムシです。ワルナスビはこのテントウムシの繁殖地になってしまいます。

ニジュウヤホシテントウ

越冬した成虫はジャガイモの芽に卵を産み、ナス科の葉や実を食べます。

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