植物の構造 育て方

マメ科~ロータス・ブリムストーン

黄色い若葉が花のようでふんわり柔らか、シルバーグリーンの葉とのグラデーションが華やかです。葉だけの時にはマメ科とは思いませんでしたが初夏にはマメ科らしい白い花を咲かせます。

特徴

マメ科ドリクニウム属の常緑性の亜低木です。ロータス・ブリムストーンは地中海沿岸原産で日当たりの良い草原に自生しているロータス・ヒルスタスの園芸品種です。以前はミヤコグサ属に属していたことでその学名のロータスの名で今も呼ばれています。ブリムストーンとは硫黄の旧称で若葉の色から付けられた名前です。

ロータス・ブリムストーン

高さ30~60cm。枝はよく分岐して横に延びます。茎葉には細かな毛が密生して柔らかな手触りのシルバーグリーンの葉が美しく春に出る新葉のクリームイエローとのグラデーションも楽しめます。

ロータス・ブリムストーン

葉は3出複葉で基部には2枚の托葉があります。小葉は1cmほど。

ロータス・ブリムストーン

花期は5~7月、1cmほどのピンク色を帯びた白色の蝶形花を付けます。葉の付け根に赤い点があるのが気になります。カラスノエンドウなどに見られる花外蜜腺でしょうか。

ロータス・ブリムストーン

線形の萼片は5枚、大きな旗弁が1枚、雄しべと雌しべを包む2枚の竜骨弁とその外側に翼弁が2枚。

ロータス・ブリムストーン

育て方

日当たりの良い水はけのよい場所に植え付けます。植え付け植え替え時期は3~5月と10月。植え替えを嫌いますから根鉢を崩さないように注意します。花後には短く切り戻して風通しを良くします。乾燥には強く蒸れや水のやりすぎには注意が必要です。地植えでは特に水やりの必要はありません。暖地では冬越しが可能です。挿し木で増やせます。10~15cmのさし穂を作り4~6月に。病害虫は特にありません。

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