もう寒くなってきたというのに、サクランボの木の下で見つけたのはキイロテントウの蛹でした。ちゃんと羽化できるかな
キイロテントウ
- 甲虫目テントウムシ科
- 分布 本州、四国、九州、南西諸島
- 大きさ 3.5~5mm
- 出現期 4~10月
- 食性 菌食性 幼虫、成虫ともうどん粉病の菌
- 完全変態
- 越冬 成虫
卵
成虫で越冬したキイロテントウは4~5月頃出現します。小さい体でも、他のテントウムシとさほど変わらない大きさの、白く楕円形の卵を10~20個、固まって産みます。数個のこともあるようです。
幼虫
幼虫は黄色に黒い点がきれいに並びます。終齢幼虫は5mmほど。
蛹
蛹は大きさ5mmほど。脱皮をしたばかりの蛹は体をそらせるように立ち上がる動作を繰り返し、体を固めていくそうです。最初は色も薄く弱弱しい蛹も、だんだん色も濃くなりしっかりとしてきます。蛹の期間は約1週間。サイドの黒い三角状の部分は翅になる部分、美味しそうな焼きトウモロコシ状態です。
羽化
翅がしっかりと伸ばせるように葉を立ててやりました。
しばらく休んでいましたが動き始めました。
透明感があって美しい、光り輝くような黄色です。愛くるしい。活躍してね・・
成虫
上翅は黄色、頭部と前胸部が白色、前胸部には1対の黒色の紋があります。前胸背板は透明で頭部を引っ込めていても周りが見えるそうです。それでよく頭を引っ込めてるんですね。
翅が出っぱなしです。