収穫後に取り残された、まだ小さなニンジンの株を見つけ、そのまま育ててみたら・・長く伸びた茎の先に沢山の花が咲きました。レースフラワーよりも華やかかも。
ニンジンの花の特徴
セリ科セリ亜科ニンジン属です。ニンジンはアフガニスタン原産で16世紀に日本に伝わりました。オランダ、イギリス経由の西洋系と中国経由の東洋系に分かれます。以前は東洋系の金時ニンジンは好きでしたが、西洋系は臭くて嫌いでした。最近のものは食べやすくなって好きになりました。
葉
根生葉は2回奇数羽状複葉、細かく裂け柔らかく涼やかです。ぐんぐん伸びていきます。茎はしっかり太く、1mを超えてきました。放射状に伸びて編み込んだような面白い裏側になっています。
直径20cmを超える大きさ、表はこんな形になりました。
花
雄性期→雌性期と移行する雄性先熟花です。
雄性期
2~3mmの白い花が放射状に集まって複散形花序を付けます。周りから花が開いていきます。花弁は5枚、雄しべは5本。雄しべとは花弁は互い違いについています。雄しべがある雄性期です。
雌性期
雄しべは花粉を出して落ち子房の色がピンク色になりきました。雌性期です。中央に柱頭が伸びて目立ってきます。
果実
果実の先端に2本の花柱がV字にみえます。果実は2分果です。果実の周りには毛が生えています。この毛には発芽抑制物質が含まれています。蒔くときには毛を取り除きます。
昆虫
沢山の虫たちもやってきました。
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