水色を帯びた緑色に赤い縁取りが入った美しい昆虫です。びっくりするとぴょーんと跳ねて逃げます。
アオバハゴロモ
- カメムシ目アオバハゴロモ科
- 分布 本州、四国、九州、沖縄
- 大きさ 9~11mm
- 出現期 7~10月 年1化
- 食性 広食性 幼虫、成虫とも植物の汁
- 不完全変態
- 越冬 卵 枯れ枝などの皮下で
- 地方名 ハトムシ ハトポッポ ポッポ シロコババ
幼虫
5月頃から幼虫がみられるようになります。尾の先端から蝋物質を分泌して体にも纏います。
成虫に似て扁平で幅広。蠟物質は簡単に剥がれます。
緑色を帯びてきました。
アオバハゴロモの幼虫の天敵、クサカゲロウの幼虫、獲物の残骸を背負っています。白い綿のようなものはアオバハゴロモのそれです。
成虫
キジョランの葉裏でもう脚の部分が取れた脱皮殻を見つけました。羽化する時には口を葉に挿し込んで支えるそうですが、最初に見つけて2か月以上経つのにしっかりと差し込まれたままです。
杭にじっとしがみついていました。翅が透き通っています。
前翅を背で合わせて立てて止まり、扁平な三角形に見えます。頭部は幅広く先端は鈍頭、触角は短い。前翅は水色を帯びた緑色で三角形、後端が淡紅色に縁取られています。後翅は薄く半透明で大きく、畳まれて前翅の下に隠れています。