自然教育園 カメムシ目

アオバハゴロモ科~アオバハゴロモ(青羽羽衣)

水色を帯びた緑色に赤い縁取りが入った美しい昆虫です。びっくりするとぴょーんと跳ねて逃げます。

アオバハゴロモ

  • カメムシ目アオバハゴロモ科
  • 分布 本州、四国、九州、沖縄
  • 大きさ 9~11mm
  • 出現期 7~10月  年1化
  • 食性 広食性 幼虫、成虫とも植物の汁
  • 不完全変態
  • 越冬 卵 枯れ枝などの皮下で
  • 地方名 ハトムシ ハトポッポ ポッポ シロコババ

幼虫

アオバハゴロモの幼虫

6月24日・自然教育園

 

5月頃から幼虫がみられるようになります。尾の先端から蝋物質を分泌して体にも纏います。

アオバハゴロモの幼虫

6月13日・自然教育園

 

成虫に似て扁平で幅広。蠟物質は簡単に剥がれます。

アオバハゴロモの幼虫

6月19日・自然教育園

 

アオバハゴロモの幼虫

 

アオバハゴロモの幼虫

6月28日・自然教育園

 

緑色を帯びてきました。

アオバハゴロモの幼虫

7月5日・自然教育園

 

クサカゲロウ科の幼虫

天敵クサカゲロウ科の幼虫・7月19日・自然教育園

 

アオバハゴロモの幼虫の天敵、クサカゲロウの幼虫、獲物の残骸を背負っています。白い綿のようなものはアオバハゴロモのそれです。

成虫

アオバハゴロモの抜け殻

キジョランの葉裏・自然教育園

 

キジョランの葉裏でもう脚の部分が取れた脱皮殻を見つけました。羽化する時には口を葉に挿し込んで支えるそうですが、最初に見つけて2か月以上経つのにしっかりと差し込まれたままです。

アオバハゴロモ

7月5日・自然教育園

 

杭にじっとしがみついていました。翅が透き通っています。

アオバハゴロモ

9月23日・自然教育園

 

前翅を背で合わせて立てて止まり、扁平な三角形に見えます。頭部は幅広く先端は鈍頭、触角は短い。前翅は水色を帯びた緑色で三角形、後端が淡紅色に縁取られています。後翅は薄く半透明で大きく、畳まれて前翅の下に隠れています。

アオバハゴロモ

9月6日・自然教育園

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