銀色に輝く美しい葉に薄紫色の花がよく似あう可愛い花です。
エレモフィラ・ニベアの特徴
ゴマノハグサ科(ハマジンチョウ科)エレモフィラニベア属の半耐寒性常緑低木(多年草)です。西オーストラリアの砂漠地帯の原産です。エレモフィラはギリシャ語で砂漠+愛すること、ニベアとは雪のように白いという意味です。ホワイトツリーという流通名があります。
葉
高さ80~150cm。茎はよく分岐し、茎葉とも白い短毛が密生して銀白色です。葉は互生、または対生、腺形で先が尖り全縁。
花
花期3~6月。上部の葉腋に短い花柄を出して数個の薄紫色の花を付けます。萼は5枚、花は花径1.5cm、長さ2~4cmの筒状で花被片は5裂しやや反り返ります。雌しべ1本、雄しべ4本、花被片の内側中央部は白色で紅褐色の斑点があります。
エレモフィア・トビーベルはニベアより花が大きく四季咲き性があり、葉は幅が広く毛がニベアより少なく緑色を帯びたシルバーリーフです。
育て方
春、秋は日当たりの良い場所、夏は半日陰、雨の多い時期は軒下など、冬は明るい室内で通常鉢植えで育てます。砂漠地帯原産なので過湿が苦手です。根腐れを起こさないように水をやり過ぎないように注意が必要です。特に葉や茎は毛が多いことから水がかかると乾燥しにくく蒸れてしまします。
茎が弱いので支柱を立てます。花がらや枯れた葉はこまめに取り除きます。剪定は花後に少しだけにとどめます。強剪定には耐えられません。2~3年に一度、春か秋に植え替えをします。根が浅く根鉢を崩さないように注意をしながら一回り大きな鉢に植え替えます。剪定後や植え替えの後は水やりを多めにします。増やし方は種蒔きと挿し木で。