重なった葉先がピンク色に紅葉する姿や黄色いぷっくらとした花が可愛い多肉植物です。
グラプトベリアの特徴
ベンケイソウ科グラプトベリア属。グラプトベリアはグラプトペタルム属とエケベリア属のハイブリット種です。多くは肉厚の葉にうっすらと白い粉を帯びロゼッタ状に葉を重ねます。エケベリアの花は筒状花、グラプトペタルムの花は星状の違いがあります。以前はエケベリア属でしたが現在はグラプトベリア属に分類されています。
葉
草丈5~15cm。楕円形やへら型の葉はバラのように重なったロゼット状です。気温が下がるとうっすらと葉先がピンクに紅葉します。
花
花期2~6月。葉腋から長く花径を出して穂状に花を付けます。花弁は5枚。萼は5枚、厚みがあって可愛い。中央に立っている5本の雄しべと花弁に張り付いているような5本の雄しべがあります。
もう葯が破れて花粉は出てしまっているようです。
育て方
日当たり、風通しの良いところに置きます。浅い鉢でも栽培可能で植え替えなくても楽しめます。
耐暑性と耐寒性
比較的耐暑性も耐寒性(-1℃まで)もあり、凍らせなければ戸外での冬越しも可能。戸外のほうが株が元気に育ちます。
水やり
夏、冬は休眠期なので半月に1度に。湿る程度に。春秋きは成長期、葉の状態を見ながら水をやるときにはたっぷりと。葉の隙間に水がたまると下部が弱ったりブルームが取れてしまったり、レンズ状になって葉焼けの原因になります。
植え替え
春先、もしくは秋に、根を1cm程に切りそろえ、乾かしてから。
増やし方
春もしくは秋に、水やりは根が出てきてから。。葉挿しや差し芽で増やせます。付け根が少し土に埋まる程度に。
病害虫
ワタ虫(じめじめした時に要注意)、カイガラムシ(見つけたら取り除きます)、夜盗虫。