ヒゲナガクロハバチ
- ハチ目ハバチ科マルハバチ亜科
- 分布 本州、四国、九州
- 大きさ 成虫9mm 終齢幼虫 16mm
- 出現期 5~9月 年1化
- 幼虫の食草 キジカクシ科のアマドコロ、ナルコユリ
- 完全変態
幼虫
庭のアマドコロの葉をすっかり食べ尽くしたのがヒゲナガクロハバチの幼虫です。
頭部が黒色の灰色の中齢幼虫と真っ黒で胸部に突起のある終齢幼虫が一緒にいます。幼虫は乳白色から黄色みを帯び、淡灰色、終齢幼虫になるとマットな黒色に変化します。胸脚は3対、腹脚は7対。
地中に潜って蛹になります。
成虫
透明感のある黒色の翅、体色、触覚、脚も真っ黒。ルリチュウレンジによく似ていますが、触角の1節間が長く節が角張っています。
茎に皮を剥ぐように産卵管を差し込んでピンク色の卵を産み付け、少し位置をずらしながら産卵をします。数日後、頭部が薄茶色でピンク色が透けて見えるの透明な初齢幼虫が孵化します。
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