果樹 植物 植物の構造 育て方

バラ科~ヒメリンゴ(アルプスの乙女)

ヒメリンゴが採れました。リンゴの可愛らしい赤い実も勿論魅力的ですが、花がまた綺麗です。採れたてリンゴを食べたいけど、大木になるリンゴの木は無理だと思い、自家結実性がある代表的な食用の品種のヒメリンゴ、「アルプスの乙女」にしました。フジと紅玉の交配種と言われていましたが、DNA的にはフジとヒメリンゴの交配種らしいです。アルプスの少女は1968年に長野県の農園で偶発実生され命名されたそうです。

ヒメリンゴの特徴

アルプスの少女の花

中国原産のバラ科リンゴ属の落葉低木で北海度から北陸にかけて自生しています。樹高30~300cm。盆栽にも利用されます。

アルプスの少女の蕾

花期は4~6月。直径3~4cmのピンク色の花を咲かせます。桜より一足早く開花し、濃いピンクの蕾がだんだん薄いピンクになり、そして透明感のある白い花に変化していきます。ピンクと白が交じりあってふんわり柔らかな花が所狭しと咲いているのを見ていると、幸せな気分になります。

アルプスの少女の花

5枚の萼も5枚の花弁も毛だらけです。雄しべは20本、心皮が伸びて花柱になります。花柱は途中まで毛だらけでその先は無毛になって5裂します。その先端の花頭で花粉を受け取ります。5つの心皮からなる子房は花床に囲まれ、子房は果実の種のある部分になり花床が発達して食べられる部分になります。アルプスの少女の雄しべは沢山の花粉を出し自家受粉ができる貴重な品種です。

果実

アルプスの少女の果実

収穫時期は10月、果実全体が濃紅色になります。果肉はやや硬舌触りがやや荒い感じはありますが、味は甘味と酸味のバランスがよく、味の濃い美味しいリンゴです。また、皮は渋みを強く感じます。卵より少し小さく直径5cm、果重は40~60g、ランチボックス・アップルとも呼ばれます。

他に観賞用のヒメリンゴがあります。街路樹や庭木盆栽まで人気があるそうです。別名イヌリンゴ〈犬林檎)、ワリンゴ(和林檎)クラブアップル、原産は中国です。イヌの名があるのは美味しくないという意味でよく付けられますね。りんご飴や果実酒にもなります。

育て方

日当たりの良い風通しの良い場所に植えます。

剪定
高さを抑えて横に伸ばした方が樹勢を弱らせないようです。徒長した枝には花芽は付きません下垂した枝の方がよい実を付けます。6~7月、夏場伸長する徒長枝をすべて切り取り、1/3切り戻して脇に短果枝を出させます。花芽は花と枝になる芽を含むもので枝先に付くので2~3月の剪定は、強い剪定は避けます。

増やし方
挿し木で増やせます

病害虫
・斑点落葉病  糸状菌が侵入して葉に暗褐色の輪紋上の斑点になり全体が黄変して落葉します
・黒星病    糸状菌が感染することで起きる。葉に淡黄色の小さな斑点が、スス状のカビが現れ黄変して落葉します。果実にも発生し黒っぽい斑点になりすす状のカビが生え奇形果になります
・うどん粉病  糸状菌が繁殖することで起きる病気。4~10月の晴れた日に胞子が飛んで被害が広がります。

被害を受けた枝、葉や花の切除、焼却します。

・キンモンホソガ  幼虫が葉に侵入して葉肉を食害して葉が育たなくなります
・リンゴワタムシ  暗褐色のアブラムシで白い綿に覆われている)ー新梢小枝の分岐点、枝の切り口、根に集団で吸汁して受精が衰えます。
・ユキヤナギアブラムシ 新梢、若葉に寄生し吸汁します。株元にアルミホイルを強いたり、誘引される黄色い粘着テープで捕獲します。

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