野菜・ハーブ 植物の構造

シソ科の植物~シソと仲間たち

シソはシソ科シソ属で、ヒマラヤ、ビルマ、中国原産。名の由来はカニを食べすぎて食中毒になった若者を後漢の名医と言われた「華柁」が紫色の薬で救ったことによります。紫と蘇るで紫蘇。庭の一角に毎年わんさかこぼれ種で増えます。

特徴

しぞの葉

シソの葉が大好きなのはハスモンヨトウ、ベニフキノメイガの幼虫、ハダニやバッタにも要注意です。今年は食害が少なかったのですが、雑草を取らなかったからでしょうか。

シソの花は白い点にしか見えませんが、拡大すると不思議な形です。蕚は筒状になって先端が5つに分かれています。花は筒状になっている合弁花、雄しべが先に、雌しべが後で熟して自家受粉しないようなシステムです、これはシソ科の特徴です。シソ科はみんな変わった花です。

シソの花

シソの花

シソの花

果実

シソの果実

茎にも毛が沢山、蕚は花の時より長くなり反り返って、やはり軟毛が沢山生えています。子房が2つに割れ4部屋に分かれて、種が1つずつ入ります。

シソの果実

熟すと黒くなります。やがて右端のように破れて爆ぜます。鼻息で飛んでしまうぐらい小さい種子です。

栄養素が豊富で健胃作用、食中毒予防の効果があります。

同じシソ属のエゴマの種子から採った油は健康食品として有名ですね。葉や実にはアレルギー疾患に効果があるといわれています。漢方では気の停滞を改善し精神安定の薬として使われています。

シソ科の植物

ブルーサルビアにルリマルノミハムシ

ブルーサルビア

ブルーサルビア
シソ科~髭を生やした鮮やかなブルーサルビア

ブルーサルビアは北、中央アメリカ原産のシソ科、サルビア属。シソ科らしい変わった形と目が覚めるような鮮やかな青色が魅力です。学名はサルビア・ファリナセア、英名はメアリーセージ。日本には昭和の初めに観賞用 ...

続きを見る

タツナミソウ

タツナミソウ

シソ科~タツナミソウ(立浪草)とシソバタツナミ(紫蘇葉立浪)

タツナミソウ 岩陰に群生しているタツナミソウ(立浪草)を見つけました。 シソ科タツナミソウ属の多年草 草丈20~40cm 花期 5~6月 名の由来 花が一方向に向いている様子が波頭の様に見えることから ...

続きを見る

ローズマリー

ローズマリー

シソ科~ローズマリー

ヨーロッパでは、紀元前から沢山のエピソードがあり、キリスト教とも深いかかわりを持ち、冠婚葬祭の場に欠かせない、悪魔から守る神秘のパワーを持つ植物です。そしてシソ科らしい美し花です。 ローズマリー シソ ...

続きを見る

バジル

バジル

フェアリーピンク

フェアリーピンク

ピティロディア・フェアリーピンク
シソ科~ピティロディア(フェアリーピンク)

毛むくじゃらの銀色とショッキングピンクの花の取り合わせは目を引きます。 ピティロディアの特徴 オーストラリア西部原産のシソ科ピティロディア属の常緑低木です。(クマツズラ科、ヴァーベナ科の所属の記載もあ ...

続きを見る

植物や生物、見飽きることがありません。

-野菜・ハーブ, 植物の構造

Copyright© 奥行き1mの果樹園 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.