小さな体ながら黒に黄色や赤の斑紋が入ったよく目立つハムシです。
イタドリハムシ
- 甲虫目ハムシ科ヒゲナガハムシ亜科
- 分布 北海道、本州、四国、九州の平地から山地まで広く分布
- 大きさ 7~9mm
- 出現 4~10月
- 食草 タデ科イタドリ、スイバ、ギシギシ
- 完全変態
- 越冬 成虫
- 別名 カメノコウムシ(亀の甲虫)
成虫
楕円形で背面がやや盛り上がり、体色は黒色。前翅は艶のある黒色に黄色もしくは赤い斑紋が入り、多数の点刻が列をなしています。頭部は艶のある黒色、前胸に半ば隠れています。触角は長く鋸状。
危険を感じると手足を引っ込めてポロリと落ちます。
前胸には1対の窪みがあります。
生態
成虫では落ち葉の下や朽木の樹皮のあいだ、岩の隙間などで集団で越冬します。5~6月に食草に卵塊状態で産卵します。幼虫は体色は透明感のある黄緑色に黒点が多数入ります。成長すると土中で蛹化し夏頃に新成虫が出現します。