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ベンケイソウ科~キリンソウ(麒麟草、黄輪草)

艶のある多肉性の葉に黄色の花が鮮やかな花です。

キリンソウの特徴

キリンソウ

東アジア、北海道から九州の日当たりの良い岩場、山地、草原などに生えるベンケイソウ科キリンソウ属の多肉植物、多年草です。麒麟草、和名は黄輪草、別名キジンソウ、キジグサ。絶滅危惧の指定を受けている都道府県もあります。

キリンソウ

高さ10~50cm。太い根茎から太く丸い5~30cmの多くの茎を出します。葉は肉厚で互生、長さ2~7cmの倒卵形から長楕円形で、中央から先端にかけて鈍い鋸歯があります。冬には枯れて、越冬芽を出します。

キリンソウの越冬芽

1月のキリンソウ

鋸歯が可愛い。

キリンソウの花

花期5~8月。10~30輪の黄色い小さな花を円錐状にを付けます。萼片5枚、花被片は6~7mmの先が尖った披針形、長さ5~7mmの雄しべは10本、5本の雌しべの先端は尖っています。

キオビツチバチ

オオモンクロクモバチ

キリンソウの花粉を食べに来ていたキオビツチバチ。黒地に腹部に目立つ黄色い紋のあるツチバチの仲間です。雌のツチハチは地表すれすれを飛びながら嗅覚でコガネムシの幼虫を探し、地中に潜り幼虫の胸部を刺し麻痺させて腹部に卵を産み付けます。コガネムシの幼虫は生きたまま幼虫のえさになります。雌の成虫は乾いた土の中で越冬します。

果実

キリンソウ

花が枯れて子房が熟して6mmの星形の果実が出来ます。熟すと赤褐色になり先端が裂けて1mmほどの種子が放出されます。茶褐色で翼があります。

キリンソウ

効能

虫刺されや軽い切り傷などは生の葉をすりつぶして汁を塗りこみます。若葉や若芽を塩ゆで後水にさらしておひたしや胡麻和えなどで。茹でて乾燥させて保存食にして救荒植物として利用されていたことがありました。

常緑キリンソウ

(株)フジタによって開発登録された常緑キリンソウは2種類の光合成を使い分けるハイブリッド種だそうです。水分の蒸発をコントロールすることで暑さ、寒さ、乾燥、多湿に強い環境緑化植物です。普通のキリンソウに比べると花の付きが悪いそうですが、年に2回新芽を出す為、冬でも霜にあったても常緑を保つ景観にも優れた品種だそうです。育種法で保護されていて無断増殖が禁じられていて罰則があります。

育て方

日向から半日陰までの風通しがよく水はけのよいところを好みます。岩場などに自生する植物ですから乾燥気味に育てます。地植えでは水やりの必要はありません。冬には地上部は枯れますから枯れ枝は取り除きます。休眠中に株分けをします。種からも増やせますが、挿し芽(5~6月に)で簡単に増やせます。肥料はあまり必要はありません。丈夫な植物で病害虫も心配ありませんが、カイガラムシやアブラムシが付くことがあります。

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