柔らかな淡い緑色の羽状の葉にレースのような繊細な純白の花が美しい。
オルレア・グランディフローラ
セリ科オルレア属の多年草
ヨーロッパ原産の帰化種 園芸品種
草丈 50~70cm
花期 4~6月
学名 オルレア・グランディフローラ
別名 流通名 オルラヤ オルレア・ホワイトレース
葉
茎は直立し上部でよく分岐します。茎は中空、稜があり下部は木質化することがあります。葉は互生、基部では対生になることも人参の葉に似た若草色の柔らかい2~3回複葉です。葉柄の基部は鞘状に膨らんでいます。
花
6~10cmの散形花序に小さな白い花を沢山つけます。
白色の縁取りのある総苞と小総苞があります。
まだ花弁がカールしています。
外側の花弁は倒卵形で大きく2深裂し中央の小さな花を取り囲んでいます。小花は花弁が5枚、白色の柱頭が2つに割れ、その間から白い雄しべが2本長く平らに開いています。
果実
小花序に5個の果実が付きます。6~8mmのとげとげの2分果で、3mmほどの白い刺が密生し触るとかなり痛い。熟すと褐色になり2個に裂けて分布されます。
育て方
土壌を選ばず、半日陰でも花を付け、病害虫にも強く、零れ種で簡単に増やすこともできます。茎は細くても倒れたりせず乱れにくく管理が楽です。水やりもあまり必要ななく肥料も欲しがりません。種を採る以外は花が萎んだら花茎ごと切り取ります。9~10月に殻ごと種を蒔くと2週間ほどで発芽し、ロゼッタ状で越冬します。越冬の時に余り苗が小さいと枯れることがあります。直根性ですので移植は難しく、小さいうちに移しておくか、場所を選んで種を蒔きます。耐暑性はなく多年草でも日本では秋播きの一年草の扱いになります。