小さくてぷっくらとした葉に淡いピンク色の蕾が可愛いですね。秋には紅葉も楽しめます。
パープルヘイズの特徴
ベンケイソウ科マンネングサ属のセダム、多年草の多肉植物です。北アフリカに分布しています。大型姫星美人の名で流通しています。「姫星美人」はセダムマンネングサの和名だそうです。
茎・葉
茎は赤紫色、葉は長さ1cmほどの厚みのある楕円形で互生に付けます。爽やかな緑色の葉は秋には紅葉します。
花
花期は7月。生長点から花径を伸ばして集散花序を出します。厚みがある萼は5枚、白色の花弁は5枚、雄しべ10本が雌しべを取り囲んでいます。葯は濃紅色です。
果実
果実は星形になり先端には花柱が残っています。
育て方
直射日光が当たり風通しの良いところで育てます。真夏は半日陰で、秋から初夏までたっぷりと日に当たると紅葉が鮮やかになります。耐寒性がありー2℃まで、霜が当たっても大丈夫です。
水やり
もともとセダムは岩場など水はけのよいところに生育する種ですから多湿が苦手です。半月~1か月に1度ほど。葉の間に水がたまらないように注意します。
植え替え
根を1cm以下に切り、1~2日乾燥させてから植え替えます。根切りをすると成長が早まります。
増やし方
春と秋に株分け、挿し木、挿し芽で。葉が取れやすくそのままにしておくと根付きます。
病害虫
病気は特にありません。カイガラムシやアブラムシが付くことがあります。過湿や風通しが悪いとカビ類が発生することがあります。