サンゴジュハムシ
- 甲虫目ハムシ科ヒゲナガハムシ亜科
- 分布 北海道、本州、四国、九州
- 大きさ 6~7mm
- 出現期 5~9月
- 成虫と幼虫の食べ物 サンゴジュ、ガマズミ、ミズキ ニワトコの葉
- 完全変態
- 越冬 卵
赤みのある褐色で全体に黄白色の細かい毛が生えています。頭部両脇に黒点と胸部背板の側縁に黒紋、縦に頭部まで貫く縦条腺があります。前翅の縁は黄褐色で肩部に縦長の黒紋のあるものもあります。触角の第3節が第2節の1.5倍になっています。
被害
春に最初幼虫は葉をかじるように食べ大きくなると穴をあけます。成虫も同じ葉を食べて穴だらけにし、食べ跡が茶色く変色して無残な姿になってしまいます。老熟幼虫は10mm程で、黄色にゴマの斑点があります。枝先に卵を産むので冬に剪定をすれば被害が少なくなります。
サンゴジュハムシ(珊瑚樹金花虫)とニレハムシ(楡金花虫)
サンゴジュハムシ | ニレハムシ | |
体長 | 6~7mm | 5~7mm |
特徴 | 前胸背板は台形で中央部の黒色紋が前縁に達する | 前胸背板が側方部に湾曲する 黒色紋は点刻 |
食草 | サンゴジュ、ガマズミ ミズキ ニワトコ |
ケヤキ ニレ類 サンゴジュも |
越冬 | 卵で | 10月に成虫で 樹皮下や落葉の中 |
幼虫 | 4月 20~30日間 | 6月末、1か月で成虫に |
蛹 | 5月地中で蛹に | 7月地中で蛹に |
成虫 | 6月~ 盛夏に休眠 | 4~6月 7~10月 |
産卵 | 12月 葉柄や枝先内に10個卵塊で | 5月、葉裏に2~3列に15~30個 |