自然教育園 生き物

シロスジベッコウハナアブ(白条鼈甲花虻)

何とも面白い顔をした鼈甲色の大型の花虻、出会ったのは9月29日、その場所は自然教育園。でっぷりとした腹部には透明感のある白い帯が目立ちます。翅の黒い模様もおしゃれ。

シロスジベッコウハナアブ

シロスジベッコウハナアブ

ハエ目(双翅目)>ハエ亜目(短角亜目)>ハナアブ科
分布 北海道、本州、四国
出現 6~10月
完全変態

シロスジベッコウハナアブ♀

体長15~20mmの大型のハナアブ。
翅の前半分が淡褐色を帯び、下半分には黒い斑紋。
小楯板(しょうじゅんばん)が雄は淡黄色、雌は橙黄色。
腹部第2節には黄白色の帯。
胸部は光沢のある黒色、雄は全体的に黒色、雌は外側が淡褐色。
雄はクロベッコウハナアブによく似ますがクロベッコウハナアブの方が白帯が狭い。
ヒメシロスジベッコウハナアブもよく似ますがこちらは一回り小型で腹部が細い。

シロスジベッコウハナアブ

頭部は橙黄色で前方に突出していて愉快。大きい複眼、離れているので雌です。

シロスジベッコウハナアブ

↑ ↓ 長い口吻を出しています。成虫のお食事は花粉や蜜。

シロスジベッコウハナアブ

クロスズメバチに寄生

土中に作られたクロスズメバチの巣の外被に産卵。幼虫は働きバチによって捨てられた死んだ成虫などを餌にし、寒くなって営巣末期になって蜂の動きが鈍くなると侵入して襲って食べるそうです。クロスズメバチはスズメバチの中では1cmほどの小型でおとなしい蜂です。キイロスズメバチに寄生するのがニトベベッコウハナアブ、怖いスズメバチにもとんだ天敵がいますね。

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