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アカザ科~シロザ(白藜)

不思議な形の小さな花も一面に付いた5角形の果実も面白いのですが、シロザといえばやはり白い粉をまいたような葉ですね。

シロザの特徴

シロザ

アカザ科、アカザ属の一年草、ユーラシア大陸原産で古い時代の帰化植物です。シロザは白藜と書きますが、「藜」という字は音読みで「レイ」、訓読みでは「あかざ」。アカザは粉状のものが赤く、シロザの変種です。

シロザ

アカザもシロザもほうれん草の仲間、ほうれん草と同じような味で食糧難の時にはよく食べられていたそうです。食べられるとは知りませんでした。使うのは若い葉の先端の方だけ、白い粉を落として塩ゆでし、シュウ酸を含むので十分に水に晒します。生薬としても使われ、民間療法では揉んで虫刺されや皮膚疾患に塗るなどに使われるそうです。

シロザの茎は固く切ると白い汁が出てきた

草丈は60~150cm。茎は直立しよく分岐します。硬く稜があり、切ると白い液が出てきます。所々赤く色付きます。

白い粉に覆われえたようなシロザの葉

白い粉に覆われたような若葉はシロザの特徴です。若い葉や葉裏、茎にも白い粉をふいたような細かい毛が生えています。表面の粉状毛は早期に脱落しまいますが、裏面は残ります。葉は互生、長い葉柄があり上の方は披針形の小さな葉ですが、下の方の葉は菱形から卵形の形をしています。基部は楔形で不規則な歯牙があります。最初は青く色が付き、その後赤の色が混じってきました。秋には背赤紫色になります。

シロザの下部のひし形の葉は青く色づきその後赤みも差してきた

花弁はなく5本の雄しべがあるシロザの花

花期9~10月。茎頂や葉腋に円錐花序を出し約1mmの花を付けます。雄性先熟で、自家受粉しないようになっています。花弁はなく薄緑色の萼が5裂、縁が白く上から見ると5角形に見えます。雄しべは5本、白い花糸が外側に伸び黄色い葯が目立ちます。雌性期の花はあまり開かず2裂し花柱の柱頭だけが出ています。

果実

シロザの5角形の果実

萼が花後大きくなり果実を包みます。果皮と種皮が分かれる胞果で5角形。

色づいてきたシロザの5角形の果実

色づいてきました。

平たい円形、1.2mmで艶のある黒色の果実が零れたシロザの果実

種がこぼれました、種子は平たい円形、1.2mmで艶のある黒色です。

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