チチコグサモドキ
- キク科チチコグサモドキ属の一年草または越年草
- アメリカ原産 大正時代末期に帰化し、戦後全国に広まる
- 草丈 10~30cm
- 花期 3~10月 暖地では通年
最初は葉と葉の間隔が狭く頭頂部に固まって花を付け、それからぐんと背を伸ばします。、葉は幅1cm長さ4cmほどのへら型、先に短い突起があります。葉の表裏とも毛が生えて、葉裏は特に白く見えます。葉腋に先のすぼまった管状化の黄色を帯びた花を塊に付けます。頭花の基部には総苞があり綿毛に包まれています。
痩果は淡褐色で1mmにも満たず、約2mmの白い冠毛を付けます。付け根はリング状になっています。
後はこんな不思議な形になります。先のとがった総苞片、花の跡です。まるで蜘蛛の巣をまとっとったような、なんでこんなに毛だらけなんでしょうか。
似たものに在来種のチチコグサ、同じく同じころに帰化した同じ属のタチチチコグサ、ウラジジロチチコグサ、ウスベニチチコグサなどがあります。
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