植物の構造 育て方

ムラサキ科~ブルンネラ・ジャックフロスト

レモンの木の下をシルバーの葉と澄み切った青い小さな花が明るくしてくれました。葉も花も魅力的です。

ブルンネラ・ジャックフロスト特徴

青色が涼やかなブルンネラ・ジャックフロスト

ムラサキ科ブルンネラ属の多年草です。

シルバーに緑色の網目模様の葉が美しいブルンネラ・ジャックフロスト

草丈は40cmほど、丸みのあるスペードのような葉はシルバーの地に緑色の網目模様が鮮やかです。葉も茎も白い毛が密集しています。斑のない葉が出てきたら取り除きます。そのままにしておくと斑入りの葉が負けてしまいます。

ブルンネラ・ジャックフロストの花

花期は5~7月。花冠の下半分が融合しているカップ状の合弁花冠です。両性花です。上部が5裂し、雄しべが5本、雌しべの子房は4室に分かれています。雄しべは花冠内にとどまり外からはっきり見えません。

青色に白色の副冠、ブルンネラ・ジャックフロスト

花色は青と白。ピンク色の蕾と白い副花冠がチャーミングです。

ブルンネラ・ジャックフロスト

開ききっていない花は紅を差したような模様がありました。

種。

ブルンネラ・ジャックフロストの種

夏の高温多湿が苦手、半日陰が適します。その方が葉色が美しく保たれます。5月にもう種ができました。4個入っています。秋に種をまいて増やせますが斑は入りません。魅力半減です。増やすには春か秋に株分けをします。

復活

白い毛に覆われた新しい葉、ブルンネラ・ジャックフロスト

冬には厚みのあった葉が水分がなくなってガサガサになってきます。地上部が枯れますが、寒さには比較的強いので大丈夫です。春になれば復活です。白い毛におおわれた新しい葉が出てきます。

名前の由来

ジャックフロスト
 イングランドに伝わる霜の妖精、ジャック・オ・フロスト
小人とも老人ともいわれ、子供のように無邪気だけど怒らせると氷漬けにされちゃうとか。
春には消え、霜の模様を残していくそうだけど、それが葉の模様になるのでしょうか。

ブルンネラ
 スイスの植物学者のブルナー氏の名に由来します。

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