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マメ科~ヒメエニシダ(姫金雀枝)

黄色い蝶形の花は明るい緑色の葉と引き立てあい鮮やかです。甘い香りがします。

ヒメエニシダの特徴

ヒメエニシダの蝶形花

北アフリカ、ヨーロッパ、アジア原産、マメ科エニシダ属の半常緑低木です。別名、蝶形花、金雀枝、金雀児。アルカロイドを含み有毒です。

ヒメエニシダの白い毛が多く小さな葉

樹高30~100cm。株は箒状に直立し、葉は長さ1cmの3出葉、白い毛が生えています。乾燥に耐えられるように葉は小さくなっています。茎は硬く稜があり稜上に毛があります。茎は緑色で光合成ができるようになっています。

ヒメエニシダの蝶形花

花期は5~6月。マメ科の花の特徴は5枚の花弁からなる蝶形花です。左側の大きな1枚の花弁は「旗弁」、虫たちを呼んでいます。右の内側に合わさった2枚は「竜骨弁」、雌しべと雄しべを守っています。竜骨弁を包むようにあるのが「舟弁」または「翼弁」。

ヒメエニシダの花

受粉

後側にある丸まったのがのが柱頭、雄しべは10本。最初は雄しべも雌しべも竜骨弁の中にあります。昆虫が翼弁に乗ると押し下げられて葯が現れて昆虫の腹に触れます。次に柱頭が現れて受粉が終わります。

ヒメエニシダの昆虫が翼弁に乗ると押し下げられて葯が現れる

果実

ヒメエニシダノの若い果実

豆果は長さ4~5cm、8~10月には黒く熟し、長さ3.5mmの褐色の種子は弾け飛びます。

育て方

日当たりがよく水はけのよいやや乾燥した場所が好みです。関東以北では冬には葉を落とします。成長が早く細かい枝が良く茂ります。根の張りが浅く茎が太くないので支柱が必要です。連作を嫌います。

増やし方
挿し木と実生。3月に種蒔き。挿し木は 3~4月、6~7月。10cmの差穂を作ります。

植え替え
移植を嫌います。根が弱いので鉢の土を崩さないように注意が必要です。

剪定
大きな剪定は必要ありません。伸びすぎたときは花後に太い枝を間引きます。

病害虫
目立った病気はありません。アブラムシが付くことがあります。

種類

エニシダ   常緑、耐寒性がある(-5℃まで)。樹高1~3m。花色は黄色、赤色、混合。
シロバナエニシダ  落葉性、白花種、樹高はエニシダより小さい。
ミニエニシダ  園芸種、耐寒性はない(2℃まで)

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