甲虫目 生き物

コガネムシ科~アカビロウドコガネ(赤天鵞絨黄金虫)

 

アカビロウドコガネ

アカビロードコガネ

4月28日

  • 甲虫目コガネムシ科コフキコガネ亜科ビロウドコガネ属
  • 分布 北海道から九州
  • 出現期 5月~8月頃
  • 大きさ 8~10mm
  • 幼虫の食べ物 地中で草木の根
  • 成虫の食べ物 草木の花や葉
  • 完全変態
  • 越冬 成虫

ビロードのような細かな毛が生えたずんぐり下膨れのアカビロードコガネ

ビロウドコガネ類の中で一番よくみられる種類です。ずんぐりした下膨れのコガネムシ,赤褐色から暗赤褐色で表面にビロードのような細かな毛が生えています。

7月、地表下3~5cmの所に100個ほどの卵魂で生みます。秋に羽化した成虫はそのまま蛹室で越冬します。昼行性ですが、灯火にもよく来ます。

アジアンティック・ガーデン・ビートル

アメリカでは日本からの侵入種のなかで農業上の有害害虫として恐れられているのはマメコガネ、セマダラコガネ、そしてアカビロウドコガネです。先ず1916年に侵入したマメコガネはジャパニーズ・ビートルと呼ばれ爆発的に増加し豆類やジャガイモなどに打撃を与えました。1920年にはハワイを経由して侵入したセマダラコガネはトウモロコシ、芝の根に打撃を与えてオリエンタル・ビートルと呼ばれ、その後侵入したアカビロウドコガネも食性は広範囲でアジアンティック・ガーデン・ビートルと呼ばれて恐れられているそうです。

関連記事

コガネムシ科~マメコガネ(豆黄金)

マメコガネ 甲虫目コガネムシ科スジコガネ亜科 分布 北海道、本州、四国、九州 在来種 大きさ 8~15mm 出現期 5~10月 年1化 幼虫の食べ物 植物の根 成虫の食べ物 マメ科、ブドウ、ヤナギ類の ...

続きを見る

コガネムシ科~セマダラコガネ(背斑黄金虫)

よく見かけるセマダラコガネ、ユーモラスな姿を見せてくれます。 セマダラコガネ 7月4日・自然教育園 甲虫目コガネムシ科スジコガネ亜科 分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄 日本原産 体長 8~14mm ...

続きを見る

 

-甲虫目, 生き物

Copyright© 奥行き1mの果樹園 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.