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セリ科~アシタバ(明日葉)

地味な花ながら沢山の虫たちを呼んでいます。

アシタバ

関東南部、東海、伊豆諸島、紀伊半島、小笠原諸島にの海岸に自生する日本固有種で、セリ科シシウド属の多年草です。アシタバの名の由来は葉を摘んでも明日にはまた葉を付けるほど生育が旺盛なことによります。別名アシタグサ、ハチジョウソウ(八丈草)。若葉は食用に、かつては野菜として今は栄養豊富な山菜として栽培されています。

茎・葉

アシタバ

草丈50~120cm。茎は太く直立し上部で分岐します。下部の葉は1~2回の3出羽状複葉で小葉は広卵形で荒い不規則な鋸歯があります。葉は厚みがあり表面は光沢があり無毛です。葉裏は葉脈上に毛があり灰白色を帯びます。

アシタバの茎

茎の切り口です。濃い黄色い汁が出ます。セリ科特有の香りがあり虫刺されに効果があるそうです。

アシタバ

葉柄の基部は膨らんで鞘状になっています。

アシタバ

上部の葉は葉身が退化し淡緑色の鞘状になります。

アシタバ

花序や若枝を包んでいます。

アシタバの花序

花期は8~10月。花を付けるのは2~3年目、複散形花序を出し淡黄緑色の5mmほどの花を付けます。小花柄には毛が密生し基部には広線形の小総苞片が付きます。花序の基部には総苞片はありません。

アシタバの花

白色の花弁は5枚、くるっと内側に曲がります。雄しべは5本、長い花糸を伸ばし葯は茶褐色、花粉は白色。雄性期には柱頭は伸びません。

アシタバの花

花弁が落ちた雌性期の花が見えます。2個の柱下体と柱頭が2本。

果実

アシタバの若い果実

果実は6~12mmの扁平な長楕円形の分果です。先端には花柱が残り背面には3本の仂があります。

アシタバの果実

果実が実ると枯れてしまいます。そして零れ種で復活します。

沢山の虫たちが来ました

キアゲハの終齢幼虫

キアゲハの幼虫

ヨツスジトラカミキリ

ヨツスジトラカミキリ

クサギカメムシ

アシタバにクサギカメムシの幼虫

ルリマルノミハムシ

アシタバにルリマルノミハムシ

マツムラメンハナバチ

アシタバにマツムラメンハナバチの♂

アズチグモ♀

アズチグモ

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