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スベリヒユ科~ハゼラン(爆蘭、米花蘭)

イチジクの木の下に可愛らしい花が顔を出しました。ハゼラン(爆蘭、米花蘭)です。

いろいろな呼び名があります。開花が3時ごろだからサンジソウ(三時草)、サンジノキコウシ(三時の貴公子)、花の形からハナビグサ(花火草)ホシノシズク(星の雫)果実がサンゴに似ているからコーラルフラワー。

ハゼランの特徴

ハゼラン(爆蘭、米花蘭)

南アメリカ原産、スベリヒユ科、ハゼラン属で明治初期に観賞用としてやってきました。

ハゼラン(爆蘭、米花蘭)のつやつやの葉

茎はまばらに分岐して80cm程になります。葉は下部に集まっています。厚めで先が尖った卵形、全縁で無毛、しっとりしていています。付き方は互生、つやつやしていて綺麗な葉です。

ハゼラン(爆蘭、米花蘭)

茎の上部に細かく分岐した円錐花序を出します。花径6mmの紫色の花です。花弁は5枚。

夕方咲くことを知らなくて花を見たことがない人もいるかもしれませんね。

ちなみに4時頃から咲くのは「オシロイバナ」またの名を「夕化粧」。幼少の頃オシロイバナは道端のあちこちにあり、よく遊びましたが、種子や根にトリゴネンを含み嘔吐や腹痛を起こすことなど知らないで遊んでいました。

果実

ハゼラン(爆蘭、米花蘭)

果実は2mm程で赤から褐色に変化し、中に黒い種が10個ほどあります。

ハゼラン(爆蘭、米花蘭)

近所のアスファルトの隙間から出ていました。花と色も形も違う気がします。繁殖力が強く野生化したと言われていますが、結構条件の悪いところに多く、空き地を占拠する雑草ほどの図々しさがないような気がします。

食べてみた

沖縄では近縁の「サンカクハゼラン」が、シビラン、アメリカホウレンソウ、ブラジルホウレンソウなど呼ばれ茹でて食べられているとか。熱帯地方では広くハゼランが栽培され、やはり茹でて食用とされているそうです。

そこで、葉を軽く茹でて食べてみました。くせもなく少しぬるっとしてなかなか美味しい野菜でした。調味料がなくても十分味わえました。新しい発見でした。

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