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キク科~ノボロギク(野襤褸菊)Ⅰ

ノボロギク(野襤褸菊)はキク科ギオン属の一年草です。ヨーロッパ原産で日本には明治初期に帰化しました。日本全国の道端、空き地、畑地、田の畔などに繁殖しています。別名、オキュウグサ(お灸草)、タイショウグサ(大正草)、ネンジュウグサ(年中草)。世界中の湿地地帯に広がり、暖かいところでは1年中花が見られます。

特徴

ノボロギク(野襤褸菊)

茎は中空で柔らかく赤紫色を帯び、まだらに毛があります。葉は付き方は互生、色は濃緑色で、つやがあり、不規則に裂けています。花は幅5mm程、筒状花のみで色は黄色で、やや下向きに咲きます。

ノボロギク(野襤褸菊)も果実

果実は黒色で、冠網に覆われています。この様が襤褸に似ているからこの名前が付いたという説もあります。

ノボロギク(野襤褸菊)

アルカロイドを含み、全草、毒です。吐き気や下痢症状をおこします。全草を乾燥させてせんじ薬として腫れものの薬等に使われます。また、ヨーロッパでは民間薬として、腫れもの、痔、生理痛などに使われています。

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