ごつごつした体が印象的なカメムシです。
ホオズキカメムシ
- カメムシ目ヘリカメムシ科
- 分布 本州、四国、九州、沖縄、海外では中国、台湾
- 大きさ 14~17mm
- 出現 4~11月
- 年2回発生
- 食性 ナス科、ヒルガオ科、成虫は茎、幼虫は茎、葉を吸汁
- 越冬 成虫
- 不完全変態
- ホオはカメムシの古称
成虫

9月17日・自然教育園
濃褐色から灰褐色で、密毛や剛毛があります。翅の下は派手な暗褐色です。頭部は小さく、触角は長く4節、第2節が一番長く、第4節は棍棒状になっています。正中線に白っぽい縦筋が入っています。前胸の両肩は張り出し、前縁は鋸歯状の突起があります。結合板は黒褐色の薄く葉状で白い縞模様が見えます。後脚腿節は極端に太くなっています。写真の個体は左側の腿節の先が失われています。新成虫の発生は8月頃。
幼虫
艶のある赤茶色の卵を10~30個、葉裏に産みつけます。孵化した幼虫は白色に赤い縞模様、頭部を外側に向けた集団を作るそうです。2齢幼虫から吸汁します。2~3齢幼虫は、集散を繰り返しながら集団を作って生活します。
成虫の姿に似てきました。終齢幼虫は1cmほど。