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タニウツギ科~タニウツギ(谷空木)

今燃えるような紅色の蕾と薄紅色の花が枝いっぱいに並んで華やかです。真ん中の白いボンボンがまた可愛い。

タニウツギの特徴

タニウツギ

北海道西部から本州の日本海側の山地の日当たりの良い場所に自生する日本原産種で、タニウツギ科((旧スイカズラ科)タニウツギ属の落葉小高木です。田植えの頃に花を咲かせるので田植え花とか早乙女花。こんなに華やかな美しい花ですが、あまり縁起の良くない別名でも呼ばれています。燃えるように赤いことから火事花、骨を拾う箸に使われたことから死人花とか葬式花。かつては若葉を蒸して乾燥保存されて飢饉の時に食べられていた救荒植物だそうです。

タニウツギの幹

樹高2~5m。樹皮は灰褐色でコルク質が厚く樹皮は縦に裂けます。下部からよく分岐して株立ちになります。

タニウツギの新芽

3月の新芽です。新枝は赤みを帯びます。

タニウツギの葉

葉は互生、長さ4~10cm、卵形、長楕円形で先端が尾状に尖り、基部は楔形または円形で鋸歯があります。葉柄は赤みを帯び毛があります。

タニウツギの葉裏

葉裏は薄緑色、主脈上を除いて白い細毛が密生しています。葉表は無毛。

 タニウツギ

花期は5~6月。今年枝の先端や葉腋に散房花序を付け2~3cmの淡紅色のロート形の花を沢山つけます。蕾は濃い紅色、花弁の外側は内側より色が濃くなっています。花の基部は細い筒状で先端は緩やかに膨らみ5裂します。萼は線形で5裂、その下の花柄のように見える部分は1cmの円筒形の子房、披針形の苞が1対あります。雄しべは5本、花糸はピンク色、葯はT字型で白い花粉が出ています。雌しべは1本、花柱はピンク色、柱頭は白色の円盤型~球形で花冠から少し飛び出ています。

タニウツギ

白い花が咲くシロバナタニウツギ、白→紅色に変化するニシキウツギ、黄色い花のキバナウツギ、深紅の花が咲くオオベニウツギなどがあります。

果実

タニウツギ

1.2~2cmの円筒形の蒴果です。10月頃熟すと上部が2裂し1mmほどの褐色の種子を沢山出します。表面には凹凸があり、周囲に半透明の翼があります。

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