ニイニイゼミ
- カメムシ目セミ科セミ亜科ニイニイゼミ属
- 分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄
- 体長 20~24mm 翅端まで 32~38mm
- 出現期 6下旬~9月初旬
- 成虫食べ物 木の汁
- 幼虫の食べ物 木や草の根の汁
- 鳴き声 チー・・ジー・・チィ チィ チ
- 不完全変態
夜のベランダで見つけました。一足早く鳴き始める小さなセミです。セミはほとんどが透明な翅ですが、ニイニイゼミとアブラゼミなどは不透明な翅を持ちます。透明な部分もありますが黒や灰色の斑模様です。頭部、前胸は灰褐色、頭部は扁平で複眼と前翅の間に耳のような突起があります。後胸部にはW模様が入ります。
樹皮上では保護色になります。サクラ、ミカン類、ビワなどが好きなようです。
ベンチの上で見つけた命を終えたニイニイゼミ。
交尾の後枯れ木などに産卵管を差し込んで産卵、孵化まで40日程、秋には孵化します。地中で3年暮らします。
根元近くで羽化します。ニイニイゼミの抜け殻は土にまみれています。